ケンタと名乗った男性からのメールを、あたしは何度も読み直した。


彼は彼女の肉の味に溺れてしまったんだろうか。


死んでからも愛されている彼女を羨ましいと感じた。


健も、あたしが死んでからもずっと愛し続けてくれるだろうか?


そうなるためには、きっとまだまだ頑張らないといけないんだろう。


あたしはスマホを片手にお菓子へと手を伸ばした。


明日はどの部位を切断しようか。


そんなことを、考えながら。