すると、隣に座っていた美世が静かに立ち上がり、音の死体へと近づいて行った。


「美世、なにするの……?」


美世は答えず音のスカートを捲り上げた。


「美世!?」


止めに入ろうとしたけれど、美世に突き飛ばされてしまった。


美世の目は光を失い、ただ言われた事をやっているだけだった。


美世は音の下着を脱がせると、両足を開かせてモニターへ向けた。


覆面男の笑い声が聞こえて来る。


それと同時に、画面上に文字が流れ始めた。


《もっとやれ!》


《死体にストリップさせろ》


《もう1人は何で突っ立ってんの? お前もやれよ》


次々と流れてくる文章に唖然とした。