監禁少女

これは千恵美の復讐劇……!


画面上の千恵美がその場にうずくまった。


抵抗する様子もなく、必死に我慢している。


そんな千恵美をあたしたちは攻撃し続けた。


「痛い! やめて!」


そんな千恵美の悲鳴が、あの頃はおかしくてたまらなかったのだ。


「あたしは違うからね」


咄嗟にそう言っていた。


美世が驚いた顔でこちらを向く。


「あたしは、美世に言われてやってただけだから!」


モニターへ向けてそう叫んだ。


そうだよ。


あたしは別にイジメたくてイジメてたワケじゃない。