監禁少女

呆然としている間に覆面男たちは部屋を出て行き、あたしと美世の手錠が外れた。


「今日もゲームをするの?」


美世は震えた声でそう言った。


あたしはスカートのポケットにあるスマホを握りしめた。


絶対にとられてはいけない。


そう思い、警戒心を強める。


その時だった、昨日と同じように壁が左右に割れ、大きなモニターが姿を現した。


あたしはゴクリと唾を飲みこんでモニターを見つめる。


画面上がパッと光り、覆面男が姿を現した。


「今日も同じゲームをしてもらうつもりだったけど、1人死んでしまいました。そこで、2人にはその死体を使って遊んでもらおうと思います」