「こいつは色々な男と付き合い、卑怯な手口を使って相手を騙していました。このまま許す事はできません」


美世の顔がアップになる。


その表情は恐怖で歪んでいた。


「そこで今この動画を見た皆様に投票していただきたいと思います」


「投票……?」


あたしはモニターへ向けてそう聞いた。


しかし、相手からの返事はない。


この動画も世界配信されているのかもしれない。


「この娘にふさわしい罰を選び、番号を入力してください」


覆面男がそう言うと、美世の顔の上に1から3番までの数字が表れた。


それぞれに制裁方法が書かれている。