監禁少女

あたしと音は目を見交わせた。


「今の、どういう意味だと思う?」


「美世があのサラリーマンと共謀して偽物の写真を撮影したんでしょ。千恵美が援助交際をしているような写真を」


あたしはそう返事をした。


さっき流れた動画と繋ぎ合わせて考えると、そうとしか思えなかった。


「最低」


音はそう呟いた。


「あんたは泥棒のくせに」


そう言うと、音が睨み付けて来た。