監禁少女

男は周囲を気にしながら美世に近づいていく。


「誰これ」


20代前半くらいに見える、イケメンだ。


けれど中学生と付き合うなんて思えない。


「知らない人だね」


音がそう返事をする。


2人はそのまま肩を並べてホテル街を歩き始めた。


「ちょっと、本気?」


吸い込まれるようにして1つのラブホテルに入って行く2人。


あたしは唖然としてその光景を見つめていた。