監禁少女

☆☆☆

それから数分して、ふたたびモニターの明かりが灯った。


今度は知らない景色だ。


その中に後ろ姿の少女が写っている。


「これって美世だよね?」


音がそう言った。


そう言われればそうかもしれない。


中学の制服を着ているから、あたしたち3人のうちの誰かということなんだろう。


「じゃあ隣に歩いてるのが冬夜?」


あたしはモニターを見てそう言った。


美世と思われる少女の隣には男子生徒が歩いている。