監禁少女

「なんで……?」


美世の声が怒りで震えている。


「売ってたんだよ。男子生徒に」


「うるさい! 黙れ!」


音が叫び、あたしへ向けて花瓶を振り下ろして来た。


あたしは床を転がり、それを避けた。


花瓶は床にたたきつけられる。


「音の家って裕福じゃん。なんでそんなことすんの!」


美世が叫び、テーブルに置かれていたフォークを握りしめた。


「……いいじゃん別に。あんた男好きなんだから」


音が鼻で笑ってそう答えた。


その目には美世へ向けての軽蔑の眼差しが浮かんでいる。