監禁少女

ふらつきながらも、なんとか両足で踏ん張る。


「それ、どういうこと?」


美世からの質問に、思わず青ざめた。


どうして音があたしと冬夜の関係を知っているんだろう。


ずっと、上手に隠してきたハズだったのに!


「違う。そんなことしてない」


あたしは左右に首を振ってそう言った。


けれど体中から嫌な汗が噴き出している。


「何言ってんの音。なにか勘違いしてるんじゃない?」


ドクドクと心臓が脈打っている。