トイレから戻って来た遼太郎を観察していると、友人と会話をしながら水筒の蓋を開けて中を飲む様子がわかった。 あたしは初美と真弥の2人と目を見交わせた。 2人は同時に頷いて見せる。 これで、邪魔者は消えた。 そう思い、内心ニヤリと笑ったのだった。