「またひっかけたの? さすが青花」
待っていた初美が笑いかけて来る。
初美の隣には真弥が立っていた。
「はい、新しいパンツ」
真弥が売店で買って来た白い下着をあたしに手渡してくる。
「あと5枚は売ってきなよ。ほしいバッグがあるんだから」
初美の言葉に返事はせず、あたしは今はいているパンツを脱ぎ、新しいパンツをはく。
脱いだパンツは手の中できつく握りしめた。
「ね、言った通り薬の力なんてなくても、1人くらいならシモベにできるでしょ?」
トイレから出る途中、初美が真弥へそう言っているのが聞こえて来た。
あたしは一瞬真弥を振り向いた。
真弥は憐れみを含んだ視線をあたしへ向け「そうだね」と、初美に同意したのだった。
END
待っていた初美が笑いかけて来る。
初美の隣には真弥が立っていた。
「はい、新しいパンツ」
真弥が売店で買って来た白い下着をあたしに手渡してくる。
「あと5枚は売ってきなよ。ほしいバッグがあるんだから」
初美の言葉に返事はせず、あたしは今はいているパンツを脱ぎ、新しいパンツをはく。
脱いだパンツは手の中できつく握りしめた。
「ね、言った通り薬の力なんてなくても、1人くらいならシモベにできるでしょ?」
トイレから出る途中、初美が真弥へそう言っているのが聞こえて来た。
あたしは一瞬真弥を振り向いた。
真弥は憐れみを含んだ視線をあたしへ向け「そうだね」と、初美に同意したのだった。
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