惚れ薬

「ありがと遼太郎、これお礼ね」


あたしはそう言って持っていた紅茶のペットボトルを遼太郎へ渡した。


「お、俺にくれるの!?」


遼太郎は顔を真っ赤にしてそう聞いて来た。


「そうだよ。頑張ってくれたからね」


そう言い、あたしは立ち上がった。


「買い物に行こうか」


真弥と初美へ向けてそう言ったのだった。