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4人で向かった先はボーリングだった。


今日はレディースデーで女子は半額で遊ぶことができるらしい。


「ちょっと真由、これじゃ普通のデートじゃん」


男子2人がボーリングの受付をしている間、あたしは真由にそう耳打ちをした。


真由はシッと人差し指を口に当て、そしてほほ笑んだ。


「これも大切なバイトに必要なことなの」


「だから、いい加減そのバイトの内容を教えてよ」


そう言った時、川田君と隼人が受付を終わらせて戻って来た。


どうやら男2人がここは奢ってくれるようだ。


無駄なお金は使いたくないと思っていたところだったから、ひとまずは安堵する。


「さ、余計なことは忘れて今日は楽しむよ!」


元気よくそう言う真由に、あたしは慌てて付いて行ったのだった。