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翌日、一睡もできなかったあたしのスマホが鳴りはじめた。


確認してみると真由からで、学校に来ないあたしを心配している。


今日は学校へ行けるような気分じゃなくて、風邪をひいたと嘘をついて休んでしまったのだ。


真由からのメッセージに返事をしようかと思ったが、気だるくてそれすら億劫に感じられた。


ベッドに横になったまま、他のメッセージを確認していく。


沢山届いているメッセージのほとんどが、彼氏たちからの連絡だった。


これだけの人数を売れば、きっと大きなお金になるだろう。


けれど、それももう意味がないんだ。


このお金は受け取ってもらえないのだから。