彼氏売買所

宇野の言葉にあたしは目を見開いた。


体だけの関係を迫られていることは、あたしでも理解できた。


ナンパスポットで知り合ったもの同士なら、きっとそういう関係もあるのだろう。


「なに、言ってるの? まだ早いよ」


あたしは宇野と距離を取り、できるだけ自然な雰囲気でそう返事をした。


その瞬間、宇野は見る見る眉間にシワを寄せてしまった。


「は? なにそれ、そのつもりでナンパされたんだろ?」


その質問に左右に首を振る。


「あたしは、ちゃんと彼氏が欲しかったから……」


「彼氏って、マジで言ってんの?」


宇野は面倒くさそうにため息を吐く。