「愛ちゃんは?」


「あたしは……彼氏が欲しかったから」


あたしは素直にそう答えた。


すると西田さんは「愛ちゃんなら、いくらでも彼氏ができるだろ?」と、聞いて来た。


確かにその通りだ。


この前は偶然不発だっただけ。


「色々とあるんです」


あたしはそう返事をして、紅茶を飲みほした。