「それなら、放課後にナンパスポットに行ってみる?」
思いついたようにそう言う真由に、あたしは箸を落としそうになってしまった。
「ナンパスポットって、駅前の?」
あたしたちの街は駅前に立っていると多数のナンパ車が現れると聞いたことがあった。
もちろん、そんなの興味がないから行った事がないけれど。
だいたい、相手が車だなんて信用なさすぎるし。
「時々いい人見つかるよ?」
「でも、危ないでしょ。そのまま連れていかれたらどうするの」
そう聞くと、真由は「心配しすぎ」と、笑った。
「ナンパされても車に乗らなきゃいいんだよ。番号だけ交換してやりとりしてみるとか」
簡単そうに言うけれど、そう上手く行くとも思えなかった。
万が一ということもある。
絶対に安全という保証なんてどこにもない。
思いついたようにそう言う真由に、あたしは箸を落としそうになってしまった。
「ナンパスポットって、駅前の?」
あたしたちの街は駅前に立っていると多数のナンパ車が現れると聞いたことがあった。
もちろん、そんなの興味がないから行った事がないけれど。
だいたい、相手が車だなんて信用なさすぎるし。
「時々いい人見つかるよ?」
「でも、危ないでしょ。そのまま連れていかれたらどうするの」
そう聞くと、真由は「心配しすぎ」と、笑った。
「ナンパされても車に乗らなきゃいいんだよ。番号だけ交換してやりとりしてみるとか」
簡単そうに言うけれど、そう上手く行くとも思えなかった。
万が一ということもある。
絶対に安全という保証なんてどこにもない。



