「そうしないと取り憑かれるから」
に決まってるよね~。うんうん。
あからさまにリアクションしちゃうとねー幽霊もさ『取り憑きたい』って
そりゃ、思っちゃうよねー
「(そういうもんなのか?)」
「ではでは、もし、もしだよ?霊と目が合っちゃったら!」
「ゴクリ・・・」
「そろ~・・・っと目線をずらしましょう」
「んん?!」
あれま。ちょっとやそっとでは驚かないあのイケメン君が驚いてらっしゃる。何故
まぁ、そんなことどうでもいいか。次!
「イケメン君の場合、波長の合う幽霊しか見えないっぽいからー・・・」
「まって。なんでそんなこと分かるの」
「だってさ。・・・君、ここにいる幽霊に気付いてないじゃん」
「いるの!?」
そりゃ、居るでしょうよ。
幽霊がいない場所なんてそうないよ?保健室なんてもう霊の休憩所と化してるから
「え・・・ここが安全だから来たんじゃないの?」
「学校で安全な場所なんてないよ」
しいていうと、ここが一番安全なんだよね~。
だって、ここにいる幽霊おとなしいんだもん。
それに取り憑いてこようとしないし・・・てか動いてるの見たことないし


