・・・・・・・え?
か、つら?先生のかつら?イケメン君が戸惑ってたのそこ!?
じゃあ、お腹いたいふりして教室出た意味ないじゃん!!
「ふふっうそだよ。」
「え?」
「僕が戸惑ってたのは女の子の幽霊でだよ」
えぇ~・・・。ちょっとうそやめてぇ?ほんと疲れた。
たった数秒でめっちゃ考えたわ。めっちゃ頭使ったわ。
ほんまにいろんな事考えてどうやって言い訳しようとか思ったじゃん
にっこにこのこいつうぜぇ・・・
殴っていい?お綺麗なご自慢の顔台無しにしていいですかぁ?
「ごめんなさい。もう嘘つかないから怖いこと言うのやめて」
「口にでてた?」
「それはもうばっちりと。」
あらー。大変。無意識に口に出してたかー。
これ癖ついたら見えてること幽霊にバレたりして大変なことになるから治そ。
「イケメン君はいつも見えるの?」
「いや。今日が初めて」
「じゃあ、なんであれが幽霊だって気付いた?」
おー!そうじゃん!
自分で言ってはじめて気付いたけどなんで幽霊だって分かったんだよ!
「そりゃー、クラスの反応でしょ」
「あ。やっぱりそれで判断した?」
共感だわー。うんうん。


