ん?気のせいかな?



よく聞くあの音がわたしのバックから聞こえる気がするぞい?



・・・・・気のせいじゃないわ。





「はい、もしもし。どちら様?」


「わー。塩対応。酷くなーい?悠真だよ悠真」


「ん?終わったの?」





わたしがそう聞くとすこし歯切れがわるくなり



『あー・・・まあ戻ってきてー』といい残すと電話を切った



・・・・・・うん。切りやがった。





「(またいつものパターンかな)」


「美柚?もしかして今の悠真さんから?終わったのね」


「んじゃ、戻ろっか。」





はあ・・・・・今回はどんな状態になってるんだろ。


覚悟しておこう―――





「―――とは思ったけど、これはちょっと・・・ねぇ?」


「美柚っち、こわい。」





『ハリセンしまってー?』とか焦った顔で言ってるけどしらない



なーんにも聞こえない。



ほんと毎度毎度どういう仕組みしてるの?どこで間違えたのさ





「なに怒ってるのよ。美柚」





しっかり徐霊されてるじゃないって呟いてる海李さん、違うんだよ



ある意味されてるけどされてないの!



海李には老人の霊しかみえないからいまの状況も見えてないけど・・・・・





「(おじさんおばさんたちが若返ってるんだよ!)」





いや、なんでさ?!



てかこれ若返ってるどころじゃないよね。赤ちゃんになっちゃってるよ?



時間巻き戻しすぎだよ!!



まず、なんで霊をあかちゃんの状態に戻すことができるのさ!!