凡人(ぼんじん)ですがなにか?




「んー?んんー?」


「・・・飲み込んでからでいいわ。」


「んー・・・なに?」





あきれたような顔してる海李さん・・・



そんな顔すら美人でかわいいって神様は不平等だなぁー



うんうん。





「説明」





・・・・・・・あ。幽霊のことか



海李、単語だけいうときあるから分かりにくいんだよね~



主語も言ってくれたら分かりやすいのに





「幽霊が見えてたのは生まれつきかなー。でもいじめられてもないし家族とも血は繋がってます」


「余計なこと言うからややこしくなったじゃない」


「あはは~・・・ごめんね。」


「(なんで普通に会話が成り立ったんだろう・・・)」





たしかに冗談は言わなきゃよかったかなーとは思うよ。自分でも。



だけどさ、言った方が面白いじゃんね?



やっぱり面白味っていうの?会話にはさ少しはその要素がなきゃつまんないよね。



というか、イケメン君がなんか複雑そうな顔してる・・・



『なんで普通に会話が成り立ったんだろう・・・』みたいなこと思ってそうな顔だ。うん。





「でも、ほんとに不思議なことに私いがいの家族みんな霊感ないんだよね」


「先祖さまにもいないの?」


「そうなんだよー。なんでかね?突然変異てきな?」





せめて家族に1人はみえるひとほしかったな。



うん、いてほしかった。そのほうが安心感がまるで違うし相談とかもしあえるし・・・



いまさらそんなこともういいんだけどさ