なんのことって、それはもちろん
「おじさんとおばさんに決まってるでしょ」
「あー。じゃまだね」
あ、やっぱり?そうだよね~。
そうだけど、イケメン君結構はっきりズバッと言ったね・・・
いや、その通りなんだけどさー・・・
ま、いいや。んじゃ、成仏させちゃいますか。
「ではでは成仏させましょー」
「ん?え?成仏させれるの?」
「え?うん。そうだけど??」
え、ちょ、なんで固まるの?
しかもめっちゃ驚いてない?わたしなんか驚かせるようなことしたっけ?
してないよね?うん。してな「してるよ!」
イケメン君はなんど私の言葉をさえぎったら気が済むのだろうか・・・
「なんかしたっけ?」
「幽霊を成仏させれるなんて聞いてない!」
「は?できるに決まってるじゃん」
『なぜ、切れるの?!』と顔を蒼くさせながら叫ぶイケメン君。
そのイケメン君の叫びをだれかが遮る
「ふたりとも?最初からしっかりと丁寧にすみずみまで教えてもらえるわね?」
「「か、海李(さん)!?」」
え。いつから海李いたの?
待って・・・・・話聞かれてた!!幽霊見えることバレた!!
やばい!!うそでしょ?これは夢?
「あ、これは夢か!」
「なわけないでしょ」