【アーサデースヨー♪ハヤクオキテー♪今日モ無事ニカエッテキテネー♪】
「…んん………ふぁ~・・・うるさい…」
今日が始まる合図の目覚まし・・・毎度のことうるさい!
誰だよ、こんなうざい音に設定したの!
弟だよ!『だって姉ちゃん起きねぇんだもん』とかほざいて
反省するどころかなにが悪いの?みたいな顔しやがってよー・・・
『お姉ちゃん!』といい私の後ろをついて回ってきた可愛いあの頃の弟はもういないのだな
「姉ちゃんなにしてんの?頭大丈夫?」
「弟よ。お前はどこで道を踏み外したのだ」
「姉ちゃんはどこの道で頭のネジを落としてきたの?」
・・・・・姉にむかっていう言葉ではないだろう。弟よ。
お姉ちゃんは悲しいぞ。
「って、こんな茶番やってる暇ないんだった。学校遅刻する。」
切り替えの早い私は階段をおり一階にある台所へ向かった
そして残された弟は
「姉ちゃんってなんか掴めねぇ」
と呟いていた