「では、肝試し始めまーす!!」
「「「いえ~いっ!!」」」
いえ~いじゃねぇよ。この馬鹿どもが。
ほんとに幽霊に頼んでこいつら呪ってもらおうかな・・・
見えないひとが見えるようになる方法ないのかな・・・
「―――あの!」
「え?はい?なにか?」
「そ、空城さん!あの、ぼ、僕とぺ、ペアになって下さい!!」
・・・・・だれ?
こんな子クラスメイトにいたっけ。あ、まず私クラスに知ってる人二人しかいないわ。
てか、なぜ私?てか、ペア?
めんどくさいからこの子とペアなったほうがいいよねー
「あー、べつにいい―――「空城さんは俺とペアだから」ん?」
誰だわたしの言葉をさえぎったやつ
・・・イケメン君じゃないか。
「イケメン君一つ聞いてもいい?」
「なに?」
「いつ私たちがペアだって決まったの?」
「いま」
はい?いま?え、じゃあわざわざ誘ってくれたこの子可哀想じゃない?
でもなー、イケメン君のほうが一緒にいること最近多いし・・・
慣れてて楽だしなーそれに幽霊見えて驚いてもイケメン君ならもう知ってるしてか仲間だし
よし、断ろう。
「ごめん、イケメン君と私ぺ・・・「ダメよ」え?」
海李さん?なぜ?なぜダメなのだ!
楽なんだよ!見えるもの同士さぁ!!驚いてもイケメン君なら
私がいま見えてるんだなって理解してくれるし!