「はい、逃げるのもう諦めな。」
「帰りたい(´・ω・`)」
「ダメに決まってるでしょ。」
「みんな呪われてしまえばいいんだ・・・」
「怖いこと言わないで!?」
ほんとにもうみんな呪われてしまえばいいんだよ・・・
それでみんな体調崩して肝試し中止になるんだ。
「顔、怖いよ?空城さん。」
「お、イケメン君じゃん。」
やっぱりその呼び方は変わらないんだねとか呟いてるけど
うん。イケメン君ってよびかたになれちゃったからね。
しょうがない。ま、慣れてなくてもイケメン君が嫌そうだから言うけどね。
「あ、あれから俺見ないんだよね」
「たぶん、今日は見れるよ。廃墟&寺はよく出るから。」
「うん。嬉しくない」
だよね。幽霊見えて嬉しい人なんてそうとうな物好きな人だけだよ。
ああ。帰りたい。
「皆見えないからこんなこと出来るんだよ。」
「たしかにね」
霊がいても驚かないようにしなきゃ。
驚いたとしてもなにもないところでびっくりしてる可笑しいいたいひとにしか見えないし
はぁ、これほど霊が見えることを恨んだことはない。
まぁ、いつも恨んでるけどね。
私の家族に見えるひとはいないし、先祖さまだって霊感が強かったわけじゃない・・・
普通の血筋なのに…同じ家族なのになぜ私だけ・・・
かなし(´;ω;`)