「子供だったらこんなことしたらダメだな」

信号で車が止まると京は柚の頭を撫でていた手を顎にうつし、
柚の唇にまるで噛みつくようにキスをした。

「んん・・!?きょ、うに・・・ぃっ!!」

驚いて思わず言葉発した。
そのわずかに開いた口を塞ぐようにさらに深く口づけを交わす。

「んッ!」

柚は言葉を出せなくなってしまった。

(くるしっ!息できないっ)

その瞬間京が離れ車が動き出す。

「・・はッ・・・!ハァ・・・・ハァ・・//」

息苦しさと恥ずかしさで顔が赤く染まえい息が上がる。

「き、京にい・・・・なん、で//」

柚が京を見ると珍しく笑顔で楽しそうな顔をしていた。


(こんな京にいの表情、初めて見た)

「俺も柚にずっとキスしたかったんだ。だが利都と同じにされたくないから我慢していた」

利都には入院してた時から会うたびにキスをされてきていた。
でも京にされたのは京が初めてだった為、柚は困惑した。