「でもなー、上条がかわいそうだよな……。生殺しで」

「?どーいうこと?」

「んー、あんた、ちょっと頭おかしーよね!」

「え!?成績だけは大丈夫だと思ってたんだけど……」

「美華、そ-いうとこだよ。まぁ、とにかく上条がかわいそうだから委員会終わったら、お家にでも行ってやんなさい」

「え?わざわざ?」

「わざわざって……隣の部屋だろ!今の、上条が聞いたら泣くな」

「明日じゃダメ?」

「だーめ!私は上条を応援してんだからね」

「海里も時々ちょっとよくわかんないこと言うよね。主語つけなよ。」

「はぁ、もうあんたと話すの疲れた」

「むー、、行くよ-行けばいいんでしょー、」

「分かってくれた!?流石美華!押してダメなら引いてみろってね!」

あー、ちょっと、めんどくさいなー

明日でいいのに……



という気持ちを抑えて、

海里のよくわかんない押しに押されて

春くんの家に行くことになった