「びっ…びっくりした」




肩を上下に動かしながら息をしている桃代に対して


隼人は緊張のあまり
肩で息をしていた。







なんで
こんな完璧な俺がここまでドキドキしないといけないんだよー…



段ボールであまり見えない桃代の顔を見ようと


背伸びをした。







「ん?」





段ボール越しに見える隼人の顔を驚いた目付きで見る桃代。






「あ、あのさ…」





隼人からの言葉に


「何?」



重たい段ボールを
必死になって持ちながら聞いた桃代。