また当然の様に私の手を逃げないように捕獲する先輩。だから、それって勘違いするから、直ちにやめて欲しい。
「先輩って何考えてるかわからないって、良く言われません?」
「いや。言われた事はない。俺はお前が何考えてるかわからない事が多い。」
はぁ?先輩に言われたくない私が言われてるとか、意味わからない。
「先輩に言われたくない。」
「お前は自分が思ってる程 簡単じゃないぞ。俺こんなに振り回された事って 過去にないくらいだ。」
私が先輩を?そんな訳ないじゃないか…。いつも振り回わしてんのは先輩だから…。何かの勘違いだと思う。
「先輩って やっぱりおかしいですね。いつもクールで余裕ぶって 狼狽える事なんて今までありました?」
「最近までは 全くなかった。だが お前と関わる様になってからは、たまにあるんだがお前わざとか?」
な訳ないでしょうに…。
やっぱり先輩は謎過ぎて、理解に苦しむ癖に 私の心を鷲掴みして離さないとか、無自覚で翻弄しないで…。
握られた手の温かさだけは、嘘じゃないよって 安心したくて、少しだけ力と一緒に願いも込めたのだった。
「先輩って何考えてるかわからないって、良く言われません?」
「いや。言われた事はない。俺はお前が何考えてるかわからない事が多い。」
はぁ?先輩に言われたくない私が言われてるとか、意味わからない。
「先輩に言われたくない。」
「お前は自分が思ってる程 簡単じゃないぞ。俺こんなに振り回された事って 過去にないくらいだ。」
私が先輩を?そんな訳ないじゃないか…。いつも振り回わしてんのは先輩だから…。何かの勘違いだと思う。
「先輩って やっぱりおかしいですね。いつもクールで余裕ぶって 狼狽える事なんて今までありました?」
「最近までは 全くなかった。だが お前と関わる様になってからは、たまにあるんだがお前わざとか?」
な訳ないでしょうに…。
やっぱり先輩は謎過ぎて、理解に苦しむ癖に 私の心を鷲掴みして離さないとか、無自覚で翻弄しないで…。
握られた手の温かさだけは、嘘じゃないよって 安心したくて、少しだけ力と一緒に願いも込めたのだった。



