「はあー。」

ドンっ!

わっ!いてててて。

ぶつかった方を見ると、

「痛っ。ってうわやべ。お前ちょっと来い。」

えっちょっと待って、いきなり何?

そう思いながら引っ張られて行く。

向かった先は人気のない資料室。

「ちょっと何をするの!」

「しっ。静かに。」

「だから何よ。」

「ああもう。」

口を塞がれる。

わっ、ちょっと

「あれ?深海(ふかみ)君どこ行ったんだろ?」

次第に足音が遠ざかっていく。
そこで口封じしていた手を離してくれる。