SHOCK -衝撃的なlove-

「あっそ。じゃ、帰れ」


と、スマホを押し付けられる。


「……わかったわかった。何かしてあげるからバラまいて」


あー、コイツ本気でムカつく。


人を見下したような笑みを浮かべやがって。


「あ。教育委員会と学校に直接送りつけるのだけはやめてね」


そんなことされたら大問題に発展しちゃうもん。


ジワジワ教師たちを翻弄したいんだよね。


担任のことも嫌いだし、辞職したら面白いんだけどな。


「バラまいてやる代わりに毎日倉庫に来い」


はぁ??


ふざけないでよ。


「嫌に決まって─」


「お前に拒否権ねぇんだよ。分かってんだろ」


冷たい瞳で睨まれて何も言えなくなってしまった。