SHOCK -衝撃的なlove-


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「おい」


昼休み、屋上で一人、柵に寄りかかってたそがれてたら低い声で話しかけられた。


「何?」


振り向いたら、そこには瀬山龍騎。


「あー…瀬山くん…。大丈夫……?」


意味はないだろうけど、いい子を演じるだけ演じる。


「昨日渚に会ったんだって?」


「時間的には今日だけどね」


いい子ちゃんを半分、素を半分で話す。


「そんなことはどうでもいいんだよ。渚と交渉したらしいじゃん」


私が許可してないのに、私の隣に立つ瀬山龍騎。


「……だから?」


「俺はお前の化けの皮剥がしてやる」


…バカだなぁ。


「私の邪魔はさせないよ?するんなら茅ヶ崎渚との交渉は決裂」