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「アイツらマジで襲撃やるみたいだな」
明日がその襲撃の土曜日だ。
お昼ご飯を食べながら、渚が呆れたように言った。
「渚も行けばいいのに」
総長だしさぁ。
「俺も足洗おうかと思ってるから」
え……。
あの渚が?
あの茅ヶ崎渚が??
「急にどうしたの?」
頭でも打ったんじゃないの?
「俺が黒龍の総長続けてたら、絶対お前が危険な目に遭うから」
私のために…。
「そっか。ありがと」
渚は優しい。
だけど、渚は凛花さんが好きなんだ。
だったら優しくしなくていいのに。
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