SHOCK -衝撃的なlove-

それは黒龍に限らず、この世界に足を踏み入れた人は大概そうだ。


私だってそう。


最悪な目に遭ってようやく更生を誓うことができた。


「まーな。あ、そーだ。夏だし、花火でもやろーぜ!」


……まだ昼だけどね。


「じゃあ9時に渚ん家の庭で」


「何で俺ん家なんだよ。お前ん家でいいだろ」


花火…両親が生きてた頃に夏はよくやってたな……。


懐かしい。


「俺ん家親いるんだよ。だから渚ん家で」


「……いいけど、後片付けはお前がやれ」


慧と渚の会場論争の結果、渚が折れた。


「よし、晋!花火買いに行くぞ!」


「金はお前が出せ」


慧ってなんか色々押しつけられやすいタイプだね。


新発見。