** 気づけば夕方になってた。 ずーっと渚と須藤琴羽のことが頭から離れなかった。 ♪♪♪ 【着信:渚】 渚か。 「もしもし」 『お前今どこ?』 あっ私が鍵持ってるんだった。 渚が家に入れない。 「自分の家」 鍵届けに行かなきゃね。 『何で?』 「…渚に迷惑かなぁって」 須藤琴羽がいるじゃん、渚には。 私にこだわらなくたって。 『……何かあったのかよ』 …素直に言うべき? 見ちゃったって。