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「姉貴うぜぇだろ。悪いな」
美亜さんが出ていったあと、渚が言った。
「そんなことないよ。いい人だよ」
服までプレゼントしてもらっちゃった。
渚にお姉さんがいたのも意外だな。
「そ。…包帯巻き変えるか。昨日から同じの巻いてるから」
渚は私をソファに座らせて、救急箱を持ってくる。
あと、病院で出して貰った薬も。
思ったように腕が動かないから、渚に巻いてもらうしかない。
それを分かってる渚は、私の隣に座った。
その瞬間、龍騎に初めて襲われた時のことがよみがえる。
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