「大丈夫だ。俺がこんなに大丈夫って言ってんだから大丈夫に決まってる」


こんなに怖がりになっちゃって情けな。


しっかりしなきゃ…。


「渚は眠くないの?」


「夜行性だから」


「バカだ」


思わず笑みが零れる。


渚はそれを見て満足そうに笑った。


「笑う余裕があるんだから、もう大丈夫だ」


「そうかもね…」


全然最近寝てないから、寝なきゃ。


「おやすみ」


渚から言われたから、もう寝ざるを得ない。


「おやすみ……」


目を閉じるのに躊躇したけど、閉じる。


「俺絶対ここにいるから」


耳元でそう言ってくれた。


「うん……」