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ピーンポーンピーンポーン


インターホンの音で目が覚めた。


ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!!


「……っ!!!」


龍騎だ……っ!!


何で…!!


布団に潜り込んで恐怖に耐える。


ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!!


いや……っ!!


「渚……っ渚助けて……っ」


ガチャ……


玄関の鍵が開いた……っ。


どうしよう…っ!!


「渚…っ!!」


足音は私の部屋へ近づいてくる。


「彩羽ぁ!!!てめぇよくも俺を警察に!!」


部屋のドアは簡単に開けられた。


「いや……っ!!やだ……!!助けて…」


布団が剥ぎ取られる。


そして、また顔を殴られる。


「やめて……っ!!いやぁぁぁぁ!!!」