どこからその自信が来るんだか。


「まぁどっちでもいいですけどね」


バラされて私が窮地に立たされるのも面白い。


スリルだもん。


「黒龍に入ったら安心だ。黒龍に入れ」


安心なんて求めてない。


ただ、ゲームの邪魔をされたくないだけ。


「私の邪魔をしないなら入ってあげてもいいですよ?ただし…」


交渉術は私の方が上手だね、茅ヶ崎渚。


「黒龍を操るのは私」


クラスゲームが存続危機にさらされるかもしれないのなら、別のゲームが必要。


黒龍ゲーム。


楽しそうでしょ?


黒龍を操るの。


つまり、茅ヶ崎渚もね。