SHOCK -衝撃的なlove-

「彩羽……!乗って!」


後部座席の扉を慧が開けてくれた。


「渚が……っ渚がっ!!」


龍騎が渚をボコボコにして渚が動けなくなったらどうしよう……。


私のせいで……っ!


「大丈夫だから。落ち着け。晋、彩羽のこと任せた。俺も行ってくる」


慧は後部座席のドアを閉めて私の家に駆け込んだ。


運転席に座ってる晋。


「……渚は絶対負けねぇから。慧も。安心しろ」


晋……。


「…先に渚ん家行くから」


そう言って晋は車を発進させた。


「………ありがと…助けに来てくれて……」


晋まで来てくれるなんて思ってなかった……。


「…お前のことが心配だって言い出したのは渚だし、渚はお前ん家に一人で乗り込もうとしてた。感謝する相手は渚だ」