SHOCK -衝撃的なlove-

「無理なんだろ?なぁ」


龍騎はそう言って私の手を思い切り蹴った。


痛みで包丁を落としてしまった。


慌てて拾い上げるよりも前に、龍騎が包丁を廊下に蹴り飛ばした。


あいにく包丁は一本しかない。


ナイフも部屋だ。


あるのはフォークだけ。


黒龍の副総長である龍騎の前では無意味。


終わった…。


もう私にはどうすることもできない……。


「お前、よくも俺を殺そうとしてくれたなぁ??」


相当な強さで床に押し倒され、そのまま強引に襲われる。


「いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


私の叫びは誰にも届くことはなかった。