SHOCK -衝撃的なlove-

「今から行く……」


『わかった。病院の入り口で待っとくから』


とりあえず着替えなきゃ。


電話を切ってクローゼットを開ける。


「………違う」


おかしい。


事故ったんなら□□病院には運ばれない。


総合病院とか大きな病院に運ばれるはずだ。


危ない状態なんだったら尚更。


これは罠だ……。


もしかしたら龍騎は私の家の前で待ち伏せしてるのかもしれない。


「はぁ……」


騙されるところだった…。


安堵と同時に恐怖が襲ってくる。


騙そうとしたということは龍騎はまだ諦めてないということ。


そして1週間私に何もしてこなかったのは、たぶん油断させるため。


用意周到に計画されてる…。