SHOCK -衝撃的なlove-

『渚には教えてるんだろ』


渚?


「何で渚が出てくるの?」


関係ないでしょ、別に。


『なんでもだ。いいから家教えろよ』


渚とそっくり。


強引すぎるんだよ。


私に命令するなっつーの。


「学校でしょ?」


『そんなもんサボってる。お前がいなかったらつまんねぇんだよ』


カレカノかっつーの。


「はいはい。□□駅の5、6本北の道のどこかに私の家あるから」


『そんなんで分かるわけねぇじゃん』


………知るか。


「自分で探して」


これでたどり着けたらスゴいよねー、と呑気に思いながら電話を切る。


手首の傷は治ってるけど、右足首がなかなか治らない。


だから歩くのがツラかったりするから、学校はそれを言い訳におサボりしてまーす。