聖鷹たちは黒龍幹部によって全滅させられた。


私は渚のバイクに乗せてもらい家まで送ってもらった。


お互い何も喋らなかった。


「歩けるか?」


バイクから降りた私に渚が聞いた。


私の部屋は2階だ。


階段上らなきゃいけない。


「ごめん、無理かも……」


マジで足が痛いし、全身が痛いし。


最悪だ。


「おぶってやるよ」


嫌だけどこの際仕方ない。


「お願い」


素直におぶられ、部屋まで運んでもらう。


「何が〝来なくていい〟だよ。俺らが行かなかったらお前どうなってたと思ってんの」


私をベッドに寝かして渚が言う。