** キンッ!という金属のぶつかる音。 人を殴る鈍い音。 「………何…」 体を起こすと、倉庫の入り口辺りが混沌としてる。 まさか……。 「黒龍か」 クズはそう呟いてまた私を押し倒した。 「やめて……」 「さっきまで無抵抗だったのに、急に抵抗しちゃう?」 みぞおちを肘で突かれて咳き込む。 「続きは渚クンに見せつけちゃおっか」 っ!! 「ヤダ!!」 それだけは……。 絶対ヤダ…。