「ふざけんな!」


フォームもぐちゃぐちゃ。


喧嘩したことないのが丸わかりだ。


ダッサ。


無様だ。


「ねぇ。もう一度だけ言ってあげる。私に逆らったらただじゃおかないよ」


にっこり笑って、みぞおちを一殴りする。


それだけで男子は動けなくなった。


「これが具体例。それでも私に逆らおうっていうバカはいる?いるなら相手してあげる」


シーンとなる教室。


朝から愉快だなぁ。


「さっそく今日からのターゲットを決めようか。あ。その前に、私の味方になりたい人いる?私の味方になればターゲットにはされないよ」