……こういう人間には私の感覚が分かんないんだろーな。


「これはゲームなの。私の快楽のためのゲーム。あんたたち全員駒だから。支配者の私に逆らわないでくれる?」


里美の腕を掴んで無理矢理立たせる。


恐怖を感じてるね。


面白い。


「ふざけんな!!全部あんたが仕組んでたのね!!」


奈美恵が私に掴みかかってきた。


そして、ビンタしようと手を振り上げる。


私はその手を掴む。


「敵を攻撃するときは、そんなに分かりやすく手を振り上げたらダメじゃん?」


余裕ぶっこいた感じで言い放ち、掴んだ手に力を込める。


「痛いっ!離して!!」