「超可愛い」


そう言いながら私の腕を掴む不良A。


「離してください」


女子っぽく抵抗してみる。


不良BとCが気持ちの悪い笑みを浮かべた。


「連れていこーぜ」


強引に腕を引っ張られたから、護身術を使って不良どもから離れる。


そして、私も笑みを浮かべて不良Aのみぞおちに蹴りを入れる。


「……まだ私に興味ある?」


あるとしたら相当バカだよねぇ。


私がこんな雑魚どもに負けるわけないのに。