SHOCK -衝撃的なlove-

幹部室を大股で出ていこうとする私の腕を龍騎が掴んだ。


「やめとけ。お前が行ったら、絶対渚ブチギレるから」


こっちがブチギれてるんだよ。


白虎潰しの邪魔しちゃってさ!


楽しみにしてたのに。


やっと邪魔者が消えると思ってたのに、余計な恋愛事情絡ませやがって!


……ストレスがたまる。


明日学校で香澄いじめでもしちゃおっかな。


もちろん私は高みの見物だけど。


里美でも主犯にしちゃってさ?


香澄にとってもかなりの屈辱…。


それか龍騎に頼んで、また香澄を怯えさせるとかね?


あのクラスの表の支配者はもう龍騎なんだから。


「白虎潰しは渚がいなくてもなんとかなる」


晋の一言にピンと空気が張り詰めた。